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耳の中は、耳たぶから鼓膜の手前までの「外耳」、鼓膜とその少し奥の「中耳」、そしてさらに奥で音や平衡感覚を処理する器官が集まる「内耳」があります。そのうち中耳に異常が起きてしまうのが中耳炎です。特に子どもがなりやすいのは、痛みや発熱を伴う急性中耳炎と、鼓膜の奥にある中耳腔(ちゅうじくう)という空間に水が溜まり、痛みはないものの耳の聞こえが悪くなる滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)の2つです。滲出性中耳炎は痛みがなく、耳の聞こえも少し悪くなる程度のため発見が遅れてしまいがちですので、注意が必要です。
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鼓膜から外側、つまり私たちが耳かきなどをする際に触れることができる範囲に起きる炎症のことを、外耳炎と言います。症状としては、痛み、腫れ、耳が詰まったような感じになることなどが挙げられ、さらに一度なると再発しやすいという特徴もあります。耳かきを強くし過ぎないなど十分に注意し、もし少しでも異変がある場合は、すぐに診療を受けるようにしてください。
耳あかが溜まって、耳の穴を塞いでしまった状態を耳垢栓塞(じこうせんそく)と言います。症状としては、耳が聞こえづらくなったり、耳を塞いだような感じを覚えたりすることがあります。耳掃除をした後にこれらの症状が出た場合は、耳垢栓塞の可能性が高いでしょう。なお、耳掃除はしなくても耳あかが詰まってしまうことは、ほとんどありません。当院では、ご自宅でのお手入れなどについてもアドバイスしていますので、子どもの耳のことで何かお聞きになりたいことがありましたら、大阪市の松田耳鼻咽喉科にお気軽にご相談ください。