「くび」の病気

おたくふかぜ

おたくふかぜ

おたくふかぜは、正式には流行性耳下腺炎と言い、ムンプスウイルスに感染することで発症する病気です。症状としては、発熱の他、耳の下から顎の下辺りが腫れるのが特徴的で、痛みが出て飲食ができなくなってしまうこともあります。3歳から10歳くらいの発症率が最も高く、保育園や幼稚園や小学校で流行してしまう可能性があるため、発症した際は一定期間休む必要があります。おたくふかぜはワクチン接種で発症や重症化の予防ができます。悪化すると難聴になってしまう恐れもあるため、予防接種を受けさせてあげるようにしましょう。

頸部リンパ節炎

身体には、細菌感染などに抵抗するための組織「リンパ節」があり、それぞれのリンパ節は「リンパ管」で繋がっています。その中でも、首(頸部)にあるリンパ節は、お口やのどからの外的侵入を阻止する役割を担っていますが、そこに炎症が起きてしまうことがあります。これが頸部リンパ節炎で、首の腫れ、発熱といった症状が出てきます。原因としては細菌やウイルスの感染もありますが、結核、梅毒、川崎病、トキソプラズマ、癌といった他の病気によって引き起こされることもあります。ただし、子どもの頃は急性感染症であることがほとんどで、お薬によって治ります。子どものくびの症状・病気でお困りでしたら、大阪市の松田耳鼻咽喉科へお気軽にお問い合わせください。