鼻と耳は耳管(じかん)という管で繋がっており、鼻から侵入した細菌が耳の中まで感染して炎症を起こすことがあります。これが急性中耳炎で、特に小さい子どもは耳と鼻の距離が短いこともあり、急性中耳炎になりやすい傾向にあります。特に「肺炎球菌」「インフルエンザ菌(冬に流行するいわゆるインフルエンザとは関係ない)」「モラクセラ・カタラーリス」は小児の鼻の奥によく付着しており、中耳炎を引き起こす三大起因菌と言われています。
急性中耳炎の症状としては、
・激しい耳の痛み
・発熱、耳が聞こえにくい
・耳鳴り、耳だれ
などがありますますが、黄色い鼻水が数日間続いた時は、鼻炎や副鼻腔炎になっている可能性がありますので、併せて治療を行っていく必要があります。