いびきについいて(成人の場合)
ご家族の中に、睡眠中に「いびき」をかいておられる方はおられませんか。なかでも、「いびき」が静かになって、直ぐにまた「いびき」をかきだすエピソードが一晩に何回もある場合は注意が必要です。それは無呼吸が頻回に起こっている可能性があるからです。睡眠中10秒以上呼吸が止まっている状態を睡眠時無呼吸と言います。無呼吸の際には空気を体に取り入れていませんから、体に必要な酸素を取り込むことができなくなり、血液中の酸素濃度が低くなってしまいます。そのため、体に負担がかかり様々な症状がおこり、様々な病気の危険因子となります。睡眠時無呼吸症候群といわれるもので、典型的な症状は日中の眠気です。車の運転をする場合には注意が必要です。夜中に必ず目が覚めてしまったり、睡眠時間はとれているものの朝の目覚めが悪くすっきりしない場合もあります。また糖尿病や高血圧の危険因子ともいわれており、このような症状に思い当たる場合は早めに検査してみてはどうでしょうか。まずは、自宅でできる簡易検査から始められます。当院でも検査を行っていますので、お気軽にご相談ください。
次回はこどものいびきについてお話する予定です。
							松田耳鼻咽喉科
						
						
					
 
											 
											 
											 
                     
                