鼻を洗ってみませんか
松田耳鼻咽喉科にあって他の耳鼻咽喉科に無いものの一つに鼻洗浄器があります。もちろん厚生労働省に認可されている医療機器です。その名の通り鼻を洗う器械です。片方の鼻から洗浄液を流してもう一方の鼻から出します。副鼻腔炎や風邪、アレルギー性鼻炎・花粉症などで鼻汁が多い時に洗い流します。患者さん自身でするのではなく診察・治療の一環として医師(院長)が行います。洗浄にあたってはどの程度で行うのが最適かの判断は長い経験が必要となります。
大人でも粘っこい黄色い鼻汁でいっぱいの時は何度鼻をかんでも残ってまう経験をしたことがあると思います。そんな時に鼻を洗うとすっきりして鼻呼吸がしやすくなります。
鼻をうまくかめずにすすってしまう子ども(赤ちゃんも含めて)では特に鼻の奥のほうに鼻汁がたまりやすいので、鼻洗浄で根こそぎ全部洗い流されて出てきます。その結果鼻呼吸がしやすくなるので夜がよく寝れるようになります。鼻汁がのどへ流れて出てくる咳や痰も減少します。また、副鼻腔炎などでは原因となる細菌の量も減りますから抗生物質の使用量も減らせ、治療期間も短くなります。
非常に原始的な治療方法ですが身体には優しいと言えるのではないでしょうか。
慣れたお子さんでは鼻を吸うより洗ってくれとリクエストされる程です。