そろそろスギ花粉が飛散する時期になってきました。テレビや新聞などでは花粉情報が発表されていますね。まだまだ大阪は少ないのですが、和歌山方面では飛散し始めているようです。当院にもまだ軽症ではあるもののスギ花粉症の患者さんが受診されています。スギ花粉症対策は、まずセルフケアが重要です。屋内に花粉を入れない、マスクをする、コンタクトをメガネに変える、洗濯物は部屋干しにするなど、この時期は頑張ってスギ花粉を避けましょう。

次に治療ですが、まず我慢しないことです。つらくなってから治療を始めてもすぐには良くならないことが多いのです。軽症のうちから治療開始してください。そして花粉が飛散している時期は症状が楽になっても飛散終了まで治療を続けてください。中途半端にならないことが大切です。

一昨日の2月20日は「アレルギーの日」でした。約50年前の2月20日に米国の学会で、石坂公成・照子夫妻が「IgE」の発見を発表した日にちなんで制定されました。IgEはスギ花粉症をはじめとするアレルギー疾患の発症に深く関わっており、歴史的な発見だったのです。

 

松田耳鼻咽喉科(大阪市鶴見区)

院長

松田耳鼻咽喉科